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「なりきりネタなんでもあり板」で日々プレイされている「TRPGスレ」のレビューブログです。 TRPGスレについてはhttp://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/56.html参照

2024年10月15日 (Tue)
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2012年07月22日 (Sun)
こんにちは。まさかの土曜出動に戦々恐々の私です。
今回は、趣向を変えて・第二弾ということで、NPCに関する創作論を語ろうと思います。
 
NPC。
それはノン・プレイヤー・キャラクターの略称であり、TRPGだけの用語ではありません。
というかNPCの定義や背景については、以前広辞苑の方に投稿した記事で詳しく解説しましたので、
(→http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/692.html)
今回は私見をたっぷり混ぜて私の思うNPCの在り方について語ります。
 
NPCがどう在るべきか。
かつて肥溜め、あるいは浄化槽で幾度と無く交わされた議論においては、『節度を護ること』という結論に落ち着きました。
節度って一体なんなの?基準はどこにあるの?という疑問があると思います。
具体的に、NPCをどう扱うのが良い使い方なのか。
結論を先に言えば、『明確なシナリオ上での目的と役割を持ち』、『自己完結しない』使い方こそがベストです。
 
そもそも、NPCという概念は何故生まれたのでしょうか?
様々な経緯があり、またNPCを使う側の思惑によっても一義的にNPCとはこういうものだということは出来ません。
なので、おそらく一般的であろう事例に則って説明してみます。
 
 
【1】シナリオ内のキャラの不足を補うための臨時増員
 
これは、GMをやったことがある人なら経験があるかも知れません。
TRPGは共通のシナリオ内でキャラクターを動かす遊びですが、それでも話の流れによっては全員が一箇所に集えるわけではありません。
またいずれ語ろうと思いますが、いわゆる『シドる』というような現象もあります。
時間軸や、対立している敵の居場所や、大所帯ゆえのチーム分けなどで、一人だけ孤立してしまうキャラは、どうしても出てしまいます。
GMが孤立したPLキャラをシナリオに絡めるには、新しく『導き手』となるようなキャラをでっち上げてしまうのが手っ取り早く確実です。
そのようにして作られたキャラは、役目を終えた後は殆どがシナリオから自然消滅するか、
続投があってもチョイ役の域を出ないためさして問題にはなりません。
 
 
【2】顔見せバトル用の雑魚NPC
 
せっかくバトルキャラとして参戦しても、その攻撃力をいきなり発揮することは通常不可能です。
シナリオがある以上、バトルに発展するには相応の理由と経緯が必要であり、参戦後に積み上げていくべきものだからです。
しかし、バトルシーンは書きたい。作ったキャラの特性がバトル用のため、キャラ立てにバトルを使いたい。
そんなときに便利なのが、ワンターンキル前提の使い捨て雑魚NPCです。
いわゆる『やられ役』とか『かませ』と呼ばれるようなキャラ達ですね。
これはGMだけでなく全員が勝手に動かして良く、ワンターンでボコボコにしてもオーケーな、非常に低い扱いのキャラです。
ゆえに、シナリオを跨いで存在することは稀であり、こちらも対して問題にはなりません。
 
 
【3】背景要員
 
『学園もの』スレや『こちらみ』スレのように、メインキャラ達とは別にネームドモブ程度の扱いのキャラもいます。
大抵の場合オープンシェアで、日常描写の駒や、バトルの解説役、ギャグパートのボケ/突っ込み役に使われます。
シナリオ上の重要度の低いキャラなので、誰でも自由に使い、生かすも殺すも自由です。
しかし稀に、特定のプレイヤーにしか動かせないほどキャラが濃かったり、しつこくシナリオ上に絡んでくる場合があり、
そこまで来るともうNPCではなくサブキャラの域じゃないかと言われるようなキャラも存在します。
操作の敷居が高くなればなるほど、NPCとしての意義は失われていくので、運用には注意が必要です。
 
 
【4】自キャラの関係者
 
肥溜めで批判の対象となるのは主にこのタイプです。
自キャラにしか絡まないエピソードや掛け合いを担うキャラであり、往々にして自キャラにべったりのため、『NPC嫁』とも揶揄されます。
この手のキャラにはほぼ確実と言っていいほどセットで『自キャラに対する手放しのマンセー』という性質がついているため、
本当に自キャラのためにしか存在しない、自キャラの付属品でしかないキャラであります。
その言動のほぼ全てが自キャラに関わるもののため、他人からは絡みづらくネタにもし辛い、非常に厄介な存在です。
【3】の背景要員からクラスアップしてこれになる可能性もあるので、要注意です。
 
 
【5】自キャラに飽きたために登場させた新キャラ
 
本当にこういうことをするプレイヤーはいます。
飽きたなら自キャラのほうをすっぱり退場させればいいものを(キャラをころころ変えるのもあまり推奨できませんが)、
そちらにもまだ若干の愛着があるため、占有NPC扱いにして自キャラと同時に操作しようとします。
大概の末路は、キャパシティーを超えてどちらかが放置気味になり、あまつさえ更に新キャラを投入したりするので、
使われないキャラばかりがシナリオに堆積していく結果となります。
ブーンの衰退期はまさしくこの『キャラの負債』ともいうべきものに圧迫されて崩壊して行きました。
当然ですが、何の役割も目的も持たせないまま作られたキャラクターは、シナリオに積極的に参加することができません。
だれにも触れられなければ、忘れ去られていくだけです。
それで綺麗に忘れ去られればまだマシですが、時々思い出したように掘り返されるなんてことがあれば、同僚にとっては災難です。
 
 
以上の点から、私はNPCには必ず『このキャラはこんな目的を持っていて、シナリオでこのような役割を担うか』を設定しています。
目的・役割があれば、それを完遂できたタイミングで綺麗に退場させることができるのです。
多くのNPCは、この『止め時』を見失って不良債権と化していきます。
愛着を持って作ったキャラなら、きちんと終わりを迎えさせてやる。
それが同僚に対して、また自分の創作物に対しての、最低限の誠意ではないでしょうか。
 
説教臭くなったのでここまでにします。
二回分更新するつもりでしたが、時間的余裕のなさゆえに余剰分は来週に回します。
来週の土日、うまくすれば2日分の記事を書きます。
 
ご清聴ありがとうございました。
 

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